Usual day

tantara2006-05-07

正午頃、僕はまだ眠り欲している身体をベッドから起こした。というよりは姉の突然の進入により起きざるえなかった。
「何だ、居たんだ。」
というなんとも寝起きの人間にかける言葉とは思えないことを言うと出ていってしまった。僕が居たらダメなのだろうか。
二度寝するには半端な時間なだし風呂に入り御飯を食べる。それより姉よ、姉弟だからとタオル一枚でウロウロするのはどうだろうか?まぁ僕は妹萌えなのでそこら辺心配はいらないし、むしろその格好で私の分の御飯も用意してある?などと訊いてくる姉には特製ワサビおにぎりを食して頂くこともできるのですよ??
僕が家を出る時間を知ってたのか、姉は予定時刻を過ぎてから時計が遅れていることをニヤニヤしながら僕に教えてくれた。
「いってらっしゃーい帰り何か美味しいの買ってきて」…無視
姉を恨むべきか電池を恨むべきかはたまた、掛け時計以外の時計に注意を払ってなかった自分を恨むべきか。駅へと走る僕にとってはどちらでもよかったりする。
そしてそんな僕とは関係無しに今日は素敵な小雨日和。いつもと変わらぬ僕の一日の始まりにはもってこいだ。
案の定、電車に乗り遅れた僕はバイト先へも走るハメになってしまった。ほんとに働く前から疲れさせるなよ。
なんとか遅刻せずすんだ僕を同僚の女の子が笑顔で出迎えてくれる。実にその笑顔は素敵だがそれはお客さんに差し上げて下さいね。なんて感想を僕も笑顔で返しつつ、周りの様子では今日も混雑しているようだ…予想はしてたけどね。
ーーー中略ーーー
店長「せっかく俺がパンツ被ってる姿みれたのに残念だったな〜わははははっもっこりしてたぞもっこり!」
同僚B「あはは〜tanさんだ〜ちょっとなにやってたの〜?」
同僚A「いやっビールは美味しいと思い込んで飲むものなんだよ!」
ーーー中略ーーー
「じゃここで。あっもしかしたら私、近々引っ越ししてもうちょっと近くになるかも。」
「そうなんだ。あっじゃその時は手伝うから呼んでくださいね。」
「当然ですよ♪」
チコチコと手を振りあいながら僕も家路へつく。今頃傘を忘れてきたのに気付くがどうでもいい。僕は雨が好きなのだ。

はぁーもーそんなことより腹いてーよ!絶対あの高菜のお握りが怪しい。姉じゃPC勝手にさわんじゃねいよ!おいおい、頭ン中の妖精さん達ももう休みは終わりなんだぜ !